NEN-RING(ネンリング)ロングレザーコンパクトウォレットの製作【革漉き編】

NEN-RING(ネンリング)の革財布の製作工程をご紹介します。 前回は、裁断について説明しました。今回は、革を漉く(すく)作業になります。今のところ革の厚さは2.0mmの厚さで仕入れています。これをパーツによって適した厚さに革を漉いていきます。革を漉くのには、「革漉き機」を使用しています。一気に例えば、2.0mm厚を0.7mm厚に薄くするのは難しいので、少しずつ数回に分けて薄くしていきます。カードポケット等の淵が重なる部分は同じ厚さで縫製しますと厚みが増しますので、ミシンがかかる部分は更に薄くしてスッキリ見えるようにしています。次回はいよいよ縫製編になります。

革漉き機

刃が回転して、自動的に革が送られて革が薄くなります。

このようにスライスされているようになります。画像はテストになります。

厚さはゲージで都度計測します。

革を少し薄くして、2.0mmから1.7mm厚になりました。

全てのパーツを漉き終わりました。