幸呼来Japan社の裂き織
当社は、岩手で活動している生産者の方とのコラボ企画もしております。今回は岩手県盛岡市の幸呼来Japan(サッコラジャパン)社の裂き織の生地を使い商品化を致しました。裂き織(裂き織)とは何か?簡単にご説明します。
裂き織は江戸時代から
江戸中期が起源の「裂き織」。寒冷な気候のため綿や織維製品が貴重だった東北地方は発祥と言われています。当時は日常生活に用いる衣類や布団などの布を、裂いて細く繊維状にし、ねじりながら織り上げていました。
エコファブリックな裂き織
現代、材料の供給も十分になり、技術の発展等により裂き織はあまり織られなくなりました。その一方で、その独特の風合いや芸術性、古布や残反(生地の残り)を再利用するという特色が注目され、アパレル・インテリア系のデザイナーからもデザイン性の高いエコファブリックとして注目を集めています。
人の手が一段と重なる裂き織
「いかす・つくる・つなぐ」をコンセプトに裂き織から生まれる可能性を追求している幸呼来Japan社。不要となった生地を再利用して、新たな商品として生まれ変わる。温かみのある生地それが、裂き織りだと思います。お客様がそれを手にとった時にその温かみを感じつつ、お使いになる。そのような光景を思い浮かべながら、日々ものづくりに励んでおります。