NEN-RING(ネンリング)ロングレザーコンパクトウォレットの製作【染色編】

NEN-RING(ネンリング)の革財布の製作工程をご紹介します。数回に分けて投稿していきたいと思います。今回は染色編になります。牛革は国産のヌメ革になります。ヌメ革は、ベジタブルタンニング鞣し(なめし)という手法で生の”皮”を製品用に”革”にする工程を言います。今のところヌメ革を中心にものづくりをしているのですが、ヌメ革を選んでいる理由は、コシがあり、染色する(刷毛塗り)のにも良く、使うほどに味が出る(経年変化を楽しめる)からと言うことです。

NEN-RINGコンパクトロングレザーウォレット

今回は、 NEN-RINGコンパクトロングレザーウォレットのブラックカラーの製作の様子をご紹介します。

国産牛革

国産の牛革(ヌメ革)は、主に半裁(背中から半分)で購入しています。個体差があります。A4サイズのノートを革の上に置いてみました。

革の切り出し

必要分を切り出します。

革の染色

今回は黒色のお財布を作りますので、黒の染料で刷毛を使って塗っていきます。染料は水性のものを使用しています。染色をしますと、革に吸い込まれるようにしみ込んでいきます。

乾燥

刷毛で全体を染色し終わったら、乾かします。この工程を数回に渡って行います。