NEN-RING(ネンリング)ロングレザーコンパクトウォレットの製作【ワックス仕上げ編】

NEN-RING(ネンリング)の革財布の製作工程をご紹介します。 前回は使用している革と染色する工程までを説明しました。今回は染色が完了したところからになります。乾いた革の上にワックスを塗っていきます。ワックスは今のところ蜜蝋とオイルが入っている市販のものを使用しいています。最初にワックスと手に取り手のひら全体を使って厚めに塗っていきます。革にワックスが馴染んて来たころ合いを見てブラシでまんべんなく全体に伸ばすように磨いていきます。最終仕上げとしてウエス(柔らかい布)等で磨いていきます。ワックスを塗ると、表面は艶がでて水を弾くようになります。これでようやく今回お財布に使用する革が完成しました。次回は裁断のお話になります。

染色後乾燥した状態

表面はあまり光沢がなく、ツルツルした感じではないです。

ワックスを塗布

手のひらを使ってワックスを厚めに塗っていきます(私の場合は)。左側がワックスを塗ったところになります。

ブラシ磨き

レザー用のブラシを使ってまんべんなくワックスがいきわたるように磨いていきます。

ウエス等で仕上げ磨き

ウエス等を用いて、表面を磨いていきます。一生懸命磨きますので、汗が出てきます。仕上がりますと表面は光沢が出て、表面はツルツルした感じになります。ワックスが表面にあることで、水を弾くようになります。